お顔を見ると心がつながります~面会の効果は会話だけではありません
悠々会理事長の豊岡志保です。秋も深まってきました。
あの人に会いたいなアと思いながら会えない人いますか?
今日は面会についての考えたことをお伝えします。
規制の緩和?
数年前から病院だけでなく、施設でも面会が制限されるようになりました。
病院のHPからの現状ですが、
A病院:(対面の面会)は 親族2名のみ、規定の午後3~4時間の時間内、ベッド上安静の方は面会不能
B病院:家族のみ2名、規定の午後2時間内、個室、大部屋の方はエレベーター近くの場、30分以内
C病院:家族3人、規定の午後2時間内、デイルーム、15分以内
面会が緩和されたとあるだけで、病院にお問い合わせくださいという病院もあり、
さすがにワクチン接種3回以上などという文面は消えていますがいまだ感染対策に苦悩している医療機関の現状がうかがえます。
ホームとしての面会
施設はどのように感染対策をするべきなのでしょうか?
特別養護老人ホームの場合、施設はホームです。
スタッフは入居者に自宅のように過ごしてほしいと願っています。
その自宅は感染対策のために友人にも会えないような環境でなく、家族が気兼ねなく会いに来て一緒の空間で過ごせる場所です。
悠々会の特別養護老人ホームいずみ、しらいわ、さがえは昨年の5月以来面会方法を検討して、できるだけ簡単に、そして入居者が安心感を得られるように変更してきました。
現在はどの施設もフレキシブルに対応しています。施設は面会できないよねと思いこまずにご連絡ください。
今日、ちょっと時間があるからおじいちゃん(おばあちゃん)に会いに行こうと思っていただけますような施設をもう一度取り戻したいと思っています。
直接に会うことで、たとえ返事がなくても、目をつぶっていても入居者の方はご家族の面会を感じ取っています。具合のわるい方がひ孫さんの声を聴いたあと血圧が安定したり表情が和らぐのを経験しました。
そして家族の方たちも今の状態を介護スタッフから言葉で聞くよりも実感できるのです。
施設を検討されているご家族の方へ
施設入居後の面会についてご心配がございましたらお気軽に直接相談員にお問い合わせください。