理事長ブログ 知られていない脳卒中後遺症(1.高次脳機能障害)

脳出血、くも膜下出血、脳梗塞、脳塞栓などをまとめて脳卒中と総称します。

私は永年、リハビリテーション科専門医として脳卒中の患者さんを診療してきました。

 

脳卒中の症状として、片麻痺(運動麻痺、)失語症、摂食嚥下障害がすぐに思いつくと思います。それ以外にも、あまり知られていない症状、本日は「高次脳機能障害」についてお伝えします。

 

高次脳機能障害とは?
前頭葉や頭頂葉など、高度な判断や認識する部分の脳がダメージを受けたときの症状です。失語や片麻痺に隠れて気づかれにくいため「見えない障害」とも言われます。記憶障害、注意障害、遂行機能障害、社会的行動障害が行政上高次脳機能障害と言われています。脳卒中のあと性格が変わった、物覚えが悪くなった、怒りが止められないなど、ご家族は病気だからと思いがちですが、実はマヒが残らなかった、話が流ちょうにできる方の中にもこのような症状が残ることがあります。

 

相談する場所があります

山形県では県内に二つの高次脳機能障がい者支援センターを設置しています。自宅へ帰ったけれど失語症は無いのに、前のように話せない、デイサービスでトラブルになるなど、お困りの方がいらっしゃいましたら、ご家族だけでなく、支援者、サービス提供者からの相談を受け付けています。

 

 

https://www.pref.yamagata.jp/090004/kenfuku/shogai/kojinokino/koujinou-syogai-sirou.html