理事長ブログ 認知症勉強会を開催しました

5月8日認知症勉強会を開催しました

 

高齢者の介護が必要になる原因の一つに認知症があります。

入所者に多い90歳代では認知症の割合は90代前半なら2人に1人、95歳を過ぎた女性なら10人に8人以上と言われています。

私たちはもっと認知症の方への対応を学ぼうと特別養護老人ホームしらいわのホールで勉強会を開催しました。

 

認知症への理解を深める:中核症状とBPSDについて

 

認知症と聞くと「物忘れ」などの記憶障害を真っ先に思い浮かべる方が多いかもしれません。しかし、介護の現場やご家庭でより大きな課題となるのは、BPSD(認知症に伴う行動・心理症状)と呼ばれる症状です。

具体的には、徘徊、興奮、抑うつ、不潔行為などがBPSDにあたります。これらはご本人の不安や「苦しい」という心の叫びの表れでもあります。

夕方になると「家に帰ります」と落ち着かなくなる「夕暮れ症候群」は、入所時にご家族から、「夕暮れ症候群」が認知症に気づくきっかけになったという話を数家族から聞いたことがあります。一日を過ごして疲れが溜まる時間帯に、周囲が暗くなる不安が重なり、「ここは自分の居場所ではない」「家族が待っている」という切実な思いが行動に繋がります。自宅にいる時でもこの症状がでます。記憶が曖昧になる中で、ご本人は必死に「安心できる場所」を探していらっしゃいます。

単に説得するのではなく、「夕食の準備をしましょうか」と役割をお願いしたり、お茶を飲んで一息ついたりと、不安を和らげる関わりが大切であると改めて学びました。

また、講師の先生方から、BPSDに対しての薬についても学びました。入居者の笑顔が続くように症状の背後にある感情に寄り添い、一人一人の合わせた対応をしていきます。